医療の現場に普及した日本発のSAT(構造連想法)
コーチングが良く比較される技法に、コンサルティング、カウンセリング、セラピーという分野があります。また、隣接領域としては、ポジティブ心理学、NLP、自己啓発セミナーなどもあるでしょう。そしてそれらはさらに個々、独自の分野に分かれています。
ICF(国際コーチ連盟)のコアコンピテンシーでは、プロのコーチには、隣接するサービスとの違いを認識し説明できることを求めています。しかし、他の領域のことを知らなければ、本当の意味で違いを説明しようがありません。
一方の隣接業界の側でも、最近は、独自に「○○コーチ」や「○○コーチング」などの名称を使い、コーチングの領域への接近を試みています。これがさらに、支援サービスを求める人たちからは、どのサービスを利用すべきか?ということをわかりにくくしていると言えるでしょう。
今回は、筑波大学名誉教授の宗像恒次先生が、保険医療行動科学の手法として1990年代に開発したSAT(構造連想法)の概要を知ることで、この隣接領域の現在を知る機会を設けます。SATは日本で開発された技法として、日本人の感情特性とストレス耐性の研究を長年行い、独自の世界観を作り上げています。
講師の山本講師は、御自身が中学時代から対人恐怖症に悩み、様々な心理学、カウンセリングなどを学んでも、長い間、解決できないでいました。40歳を過ぎたある日、突然、父に対して発狂するかと思うくらい、ものすごい積年の憎しみの気持ちが噴出して止められなくなり、ついに夜が眠れなくなってうつ状態に陥りました。そんな中、何とか仲間のセラピストの助けを借りて、SATセラピーを受け続け、ついに父と和解できた、と言います。そればかりか、それまでの対人恐怖が嘘のように消えてしまった、という経験をお持ちです。
この経験を活かして、現在は、うつの方、対人恐怖の方、人間関係で悩んでいる方の、セラピーを行うようになっています。1995年以来、約17年にわたってSATセラピーを学び、同時に、様々な企業で、ビジネスマン向けメンタルヘルス研修と、うつ病者の復職面談支援セラピーを実施してきました。関わった組織は、経団連、日本銀行、防衛省、東京都都医師会、日本生命、味の素、ホンダ労組、座間市役所、等、関わってきたビジネスマン総数は、1万5000人以上にのぼります。
今回のセミナーでは、ビジネスの世界での経験も長い山本講師にSAT法をわかりやすく御紹介していただきながら、コーチングとは違う成り立ちのカウンセリングの世界を垣間見る機会を提供致します。コーチの皆様にとっては、カウンセリングの世界の講師の手法も参考になるかもしれません。
コーチングに御関心のある方の他、セラピー業界、カウンセリング業界、保険医療業界の方の御参加もお待ちしております。
(*当日は集合研修形式であり、個別のセラピー・カウンセリングは行いません。)
日程:2012年11月21日(水)19時〜21時半
講師:山本 潤一 氏
(NPO法人ヘルスカウンセリング学会公認心理療法士、ヘルスカウンセラー)
1997年から、日本のメンタルヘルスの第一人者であり、日本人むけに独自に心理療法を開発した、筑波大学名誉教授・宗像恒次博士に師事。SAT式カウンセリング、心理療法などを深く学ぶ。現在は様々な企業で、うつの方に復職支援面談心理セラピーを行うかたわら、講師としてメンタルヘルスの予防研修などを提供している。
*ヘルスカウンセラーとは、厚労省のメンタルヘルスHP「こころの耳」にも紹介されている、カウンセラー資格です。
*ヘルスカウンセリング学会とは、宗像教授が会長をしているカウンセリング学会です。
参加費:3000円(現地にて支払、領収書発行)
定員:30名
会場:京橋プラザ区民館 2号館洋室 [地図]
東京都中央区銀座一丁目25番3号
東京メトロ有楽町線新富町駅下車2番出口 徒歩5分
都営地下鉄浅草線宝町駅下車A1番出口 徒歩5分
主 催:株式会社コーチングバンク、有限会社光海カンパニー