
キャリアクリエイツ主催 会員向けセミナー
第275回 リーダーシップ研究会 2013年5月
うつ再考
〜うつ病者との関わり方を理解する〜
■研究会の概要
うつ病による休職が社会的な問題となって久しく経ちます。うつ病に関する客観的な理解と、休職者にどう関わり、復職者をどう受け入れるかについての、組織としての制度およびルール作りは進み、現在では、うつ病に関する情報は広く共有されるようになりました。医療機関との連携が上手くいっているケースも少なくありません。一般的な理解の深まりによって、うつ病による休職や復職者のリハビリ出勤や残業制限などは、周囲の人たちにとっても、もはや当たり前のように受け入れられているはずです。
しかし、このように制度やルールが充実してきた現状だからこそ生起する問題もあるでしょう。例えば、新たな制度やルールは、上司のマネジメント方法の変更や周囲の人たちの協力の上に成り立っていますが、その一方で、復職者はなかなか完全復帰してくれません。いうまでもなく、うつ病の治療にはかなりの時間を要するからです。受け入れる側の人たちは、長期間にわたって、ある程度回復しているとはいえ、うつ病を抱えた人と日常的に仕事を共にするという経験をしているのです。
うつ病者をいかに休職させ、いかに復職させるかの問題から、うつ病者と日常的にどう接していくか、ということが問題となってきているようです。ということで、ここで、私たちはもう一度うつ病について考えてみる必要があるのではないでしょうか。かといって、うつ病についての情報が大きく変わるわけではありません。ただ、これまでは、うつ病について理解するのに客観的になりすぎていたかもしれません。今度は、自分が直に接する人間関係の相手という観点で理解しようとしてみましょう。
■講師
講師 三角 真之助(みすみ しんのすけ) 氏
銀座メンタルクリニック 臨床心理士
メンタルサポート研究会 主宰
■研究会の内容
1.社会生物学sociology的観点からみたうつ病
内因性という意味/突然変異と自然選択/統合失調症の場合・
うつ病の場合−制止の役割―
2.うつ病の客観的理解―共通認識のおさらい―
疫学/症状(精神症状・身体症状)/従来型と現代型
3.主観的体験としてのうつ病
日常の中の抑うつ/健常であることと病気の違い/自己の喪失
体験/自信喪失・罪悪感・被害感・被害感/制止・判断不能・
決断不能/興味・意欲・関心の低下
4.うつ病者と関わる―復職者を受け入れる―
承認と受容は異なる/対等なコミュニケーション/相互交渉と
同意形成/段階的な責任増/共通のルール・共通の目的
5.うつ病とその“予防”
確実な予防策は無い/自己の連続性を保つ/変わらないために
変わる
■日時 2013年5月29日(水)
14:00-16:00(開場13:30)
■会場 東京文化会館 4階
中会議室1
※楽屋口からご入場願います
〒110-8716
東京都台東区上野公園5-45
電話 03-3828-2111(代表)
■参加費 LD会員・購読者 無料
一般 10,500円
⇒コーチングバンクからの申込みの場合、
先着3名様 3,000円
■主 催 株式会社キャリアクリエイツ
■協 力 株式会社コーチングバンク