SOHO部会の第6回、税務の会が開催されました。
今回の資料は、国税庁が配布している確定申告の手引き。この読み方を中田哲也税理士に習いながら、どうやって確定申告に落としこんでいくのか、その流れを教えていただきました。
と聞くと、何だか普通の税務署でもやっていることのように感じますが、よもやま話がとっても充実していました。
経済産業省はどういう方向に持っていこうとしているのか、など、裏話も満載。
さらには、SOHOで誤解されやすいこととして、103万円の壁というお話も。
一般的に103万円稼がなければ扶養を外れない、という風説が流布していますが、これはあくまで給与所得の場合。SOHOによる事業所得はこの特例が当てはまりませんので、38万円以上、稼ぐことで、扶養を外れてしまうのです。
さらには、副業が20万円まで申告しなくていいという嘘。これも、他の所得と合わせて20万円というのが事実なので、副業の場合には申告対象となる、というお話。
年間20万円、38万円なんてあっという間です。
ま、申告しない方法もあるのですが、それは参加された方だけの特権ということで・・・。
参加者の感想では、「確定申告が身近になった」「わからなくて不安だったことが明確にわかった」「とてもわかりやすく、医療費の延長くらいに思えるようになった」と、これまた大好評。
ここだけでやるのはもったいない、そんな内容でした。
お忙しい時期に無理なお願いを快くお引き受けくださった中田哲也先生、ありがとうございました!
4月のSOHO部会は、定例の勉強会はお休みで、「SOHOで働くこと」をテーマに、ワールドカフェを開催します。
今回は土曜開催ですので、普段は来れないんだけど・・・という方のお越しも、楽しみにお待ちしております。