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他人に原因があると思っていませんか?
  他人のせいにする、というのは最も簡単な問題解決です。

  あいつが悪い。あいつの態度が悪い。

  そして相手を責めることで、問題が解決する

  なんてことは、ほとんどありません。

  可能性があるとすれば、相手があなたを見限って去ってしまうとか、

  あるいは、もうあなたには何も言わなくなる。

  果たしてあなたはそんな問題解決を望むのでしょうか?

  他人に原因があるという発想法は、

  なぜ問題解決できないのでしょうか?

  それは自分で解決できる問題を手放すことであり、

  主体性を放棄する思考法だからです。

  他人のせいにしている限り、

  自分で何とかしよう、変化しようという気持ちが起こらない。

  それが、この思考法の落とし穴です。

  他人に原因があると思っていませんか?

  それが例えば直接、対峙している人でない場合、

  さらに他人のせい、というのははびこります。

  組織の中にこの思考法が蔓延すると、

  何もしないで文句ばかり言っている組織になってしまいます。

  そうなったら、この組織の寿命も長くはない。

  そんな風に考えられてしまい、

  お客さんやら従業員やらが逃げてしまう、

  なんてことも、実は、結構、あることなのかもしれません。