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状況に流されていませんか?
  意思決定をするのに本来、大事なことは、

  何が正しくて何が正しくないかを判断し、

  正しい意志決定を目指すことです。

  しかし、日本では「空気を読む」という文化があり、

  これは一般に「状況倫理」という価値観を示しています。

  要は、その場の雰囲気や流れで合意を取ろうとするもので、

  確固たる「正しさ」の概念を持っていないことを意味しています。

  もちろん、それで問題があるかどうかはわかりませんが、

  これが例えば、経営の意思決定とか、

  戦争の戦略・戦術の決定となると問題です。

  とてもそういう空気ではなかった、

  ということが、日本の戦争を拡大を招いたというのは、

  昔から言われていることですね。

  状況に流されていませんか?

  「状況倫理」の問題なところは、

  流されてその場で「和を以て尊しとなす」ことが、

  正義になってしまうところにあります。

  結果として、本当は正しくない結論を信じ込み、

  ヒヤリハットの発想を活かせずに、

  大きな失敗を招いてしまう。

  最近では日本独特の組織風土が問題視されることも、

  少なくないと感じていますが、いかがでしょうか?