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問題の大きさをどうやって計っていますか?
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問題というのはなるべく小さいうちに発見し、
その芽を摘むことが肝要です。
しかしここでひとつの矛盾があります。
小さな問題であれば、
そんなに大騒ぎすることはないのではないか?
という声にどう対処するか、ということです。
小さな問題を見過ごしても、結果的に何も起こらなかった場合、
ほら、みたことか、ということになり、
やはり騒ぎ立てなくて正解だったのだ、
と、ロジックをすり替えられてしまう危険性があります。
しかし、たいてい、こういう小さい問題を見過ごしたために、
大きな問題に発展するのは、大災害や大事故の
原因を見ても明らかです。
小さな問題を見たときに、その問題がどの程度の影響力を持つのか、
どうやって測れば良いでしょうか?
問題の大きさをどうやって計っていますか?
伝染病やがん、コンピュータウイルス、風評や放射能漏れのように、
基本的に、ネットワーク性や伝播性といった性質を持った問題は、
その影響の拡大が懸念されます。
この種の問題の軽視は、大事になりやすい傾向があります。
小さくても見過ごすことが、致命傷になります。
それは例えば組織においては、
ルールや制度の細かい破綻が人を介して広がっていき、
ひいては組織そのものを破壊することも、
懸念しなければならないでしょう。
人間が社会的な存在で、目と耳と口を持っているだけに、
人間関係の問題は基本的に、
どんな小さな問題も、見過ごさずにすぐに対応することが必要です。-
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