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あなたにとってのエリートの定義は？
　　「エリート」という言葉の元はラテン語だそうです。

　　「神に選ばれた者」あるいは、

　　「自分の利害得失と関係なく他人や物事のために尽くせる人」

　　を意味するそうです。

　　ですから、本来、エリート教育とは、

　　世界の在り方、在るべき姿、

　　天下国家の在り方、人類の未来像、

　　そんなことを考えながら行動することを教育されるはず。

　　しかし、実際には、

　　有名大学卒、大学院卒なの学歴、あるいは資格や職業、

　　あるいは家族や勤務先など、

　　目に見えやすく、人格についてはよくわからない基準で、

　　エリートと判断されることもあるようです。

　　戦前の日本では学歴重視のエリート選抜が行われた結果、

　　利己主義で保守的、あるいは過激で世間知らず、

　　仲間意識が強く、自己決定できないような

　　エリート達が台頭し、日本を破滅的な戦争に追い込みました。

　　戦後は逆に反動で、極端な民主・平等教育の下、

　　極端な学歴偏重主義に陥り、人格教育をおろそかになってきた。

　　そんな歴史があるようです。

　　さて、それはさておき、

　　あなたにとってのエリートの定義は？

　　エリートという存在をもし認めるとすれば、

　　あなたが意思決定や状況判断を任せてもいい、

　　そう思えるような人達でしょう。

　　しかし、気をつけないと、そういう風に思わせることで、

　　単に自分の利益を得ようとしているだけ、ということも、

　　この世知辛い世の中、ないとはいえません。

　　真のエリートを見抜く目を、持たなければなりませんね。
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