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スピードを優先していますか?
  早いということはどういうことでしょうか?

  もちろん、自動車のスピード違反は困りものですが、

  何につけ、スピードが早いということは、

  ひとつには、時間単位の成果が大きい、

  つまりは、生産性が高い、ということを意味しています。

  しかし、早ければ何でもいいのか、というと、

  それも間違いです。

  早いけれどもすぐ壊れるとか、

  あるいは危険性を見極めないで使って、後でひどい目に遭うとか、

  それは結局、早くないことになってしまいます。

  本当の意味で、早いということは、

  価値の高いアウトプットを、できるだけ短時間で行うこと。

  例えば、実際に手を動かす前に、

  シュミレーションをしてみることは、

  効果的な時間短縮の方法でしょう。

  しかし、一方、会議を重ねて議論を先送りするのは、

  単にリーダーシップや決断力のないことを補うもの。

  意味のない時間が経過しているだけかもしれません。

  スピードを優先していますか?

  繰り返しになりますが、

  大事なことは、投入する時間に対して、

  最大限の成果が得られるようにすることが、

  スピードを優先する、ということです。

  慎重や確実性をいくら求めたところで、

  不確実とリスクの時代に、

  そんなものが手に入るわけはないのです。