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今日は何人の人に優しく接しますか?
  震災から6日目。今日は被災地で雪になりそうです。健康被害が出
  ないように、心より願っています。

  地震の影響は経済にも及んでいます。日本の株式が2日間で時価総
  額72兆円分の下落。アジアやニューヨークにも波及し、もはやこの
  震災の影響は、全世界に及んでいます。

  世界が注目している福島県の原発での作業がいよいよ手詰まりにな
  り、米軍や海外の専門家への依頼が始まりました。まだまだ予断を
  許さない状況です。フランス原子力安全機関(ASN)の当局者は
  米スリーマイル島の原発事故は「レベル5」を超える「レベル6」
  に相当すると伝えています。世界で脱原発の方針が示され、どうエ
  ネルギー不足に対応するのか、各国で問題となっています。

  さらに、東北関東大震災とは直接的には関係のない、新潟や静岡で
  も地震が起こっています。こちらも本震なのか余震なのか不明で、
  動向が注目されています。

  一方で、人災による困った事態も起こり始めています。首都圏では
  一般の人によるガソリンの買占めが行なわれ、物流業者が物を運べ
  ず、物不足に陥り始めています。さらに停電対策なのか、ティッシ
  ュ、トイレットペーパー、電池、懐中電灯、カップラーメンが店頭
  から消えました。お弁当などは売れ残っていますし、生鮮食料品は
  むしろ売れなくなっているとのことですので、もはやパニックです。

  被災地では、無事だった被災者が自動車で物資の調達を図ろうとし
  て渋滞を招き、救助活動や避難所への物資供給に悪影響が出ている
  と言います。

  もはや誰もが震災の影響を受けています。こういうとき、気をつけ
  たいのが「被害者シンドローム」。

  自分は被害者なんだ。

  そう思うことで、理由のない罪悪感を避けようという心理です。

  例えば、阪神大震災や新潟中越地震。そんな体験をお持ちの方も、
  自分も被害者だったと言いたくなっているのではないでしょうか?

  もはや、誰もが被害者です。
  あなたもそうですし、あなたの隣の人も、被害者です。

  だったら、こんなときこそ自分のことばかりではなく、誰かのこと
  を考えて、譲り合う心が大切です。

  今日は何人の人に優しく接しますか?

  余裕がない人は家族だけ、ということでもいいでしょう。もう少し
  広げて、友人や近所の人、親戚ということでも良いかもしれません。

  しかし、もう少し余裕があれば、自分の周りではなく、もっとたく
  さんの人のことを考えてみてはいかがでしょうか?

  そしてそのとき、誰が被害者なのか、ということは、ちょっと横に
  置いておきましょう。誰かが特別なわけではありません。誰もが辛
  いのです。

  被害や損害に目を向けるのではなく、誰かのために、そしてみんな
  のために何ができるのかを考える。

  あなたのリーダーシップが、今、試されています。