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あなたが組織の一員として、できることはありませんか？
　　震災から２日が経過しました。帰宅難民だった東京の人々も何とか
　　帰宅し、何が起こったのかを把握されたことと思います。そして実
　　は思っていたよりも大きな事件が起きていたことに、ショックを受
　　けられたのではないでしょうか？

　　岩手や宮城では確認されているだけで５００人以上の死者。町によ
　　っては数千人規模で連絡が取れなくなっています。

　　福島では原発事故の懸念が消えず、関係者の皆さんの不眠不休の対
　　策が続けられています。

　　千葉や茨城、栃木などでは未だに停電が続いています。

　　一方、メールや Twitterなどでは、デマや不安を煽るものも増えて
　　きました。中にはいまだ何が起こっているのかを理解できず、非難
　　されているものもありました。

　　こんなとき、いちばん悪いのは感情的になることです。理解できて
　　いない人には優しく理解を促せばいい。間違ってデマを流してしま
　　ったらそれを削除するように諭せばいい。こんなときこそ、人への
　　優しさが必要です。

　　そんな中、仙台の知人から奇跡的にメールが届きました。

　　死体の海
　　瓦礫の山
　　地獄です

　　食べ物も飲める水もありません
　　寒いです

　　ちなみにこれ以降、連絡はありません。

　　現時点では、個人でできることはあまりありません。また、政治も
　　機能しているとは言い難く、自衛隊など組織のみが仕事をしていま
　　す。

　　むしろ対策を行なっていただきたいのは、組織や法人としてのあな
　　たです。

　　節電のためにネオンやデジタルサイネージが消えました。パナソニ
　　ックやキャノンは億単位での支援を決定しました。保険会社の一部
　　では、今回の震災の被害に際し、免責を行なわないことを発表しま
　　した。

　　あなたに権力があるかどうか、ではありません。あなたがもし、何
　　らかの組織に対して、言葉でも影響でも与えられるのであれば、今、
　　組織としてできることを、考えてみてください。

　　コーチングバンクとしても、コーチの皆さんには、コーチとして、
　　今、できることをやって欲しい、というメッセージを送りたいと思
　　います。

　　これ以上、未来の被害者を増やさないために、あなたが働きかける
　　ことは、きっとまだ何かあるはずです。

　　まずは自分を大事にしつつ、もし、余力があれば、何かできること
　　に、トライしてみて欲しいと願います。
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