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完全情報への欲求をどのように超えていますか?
  昨年のノーベル経済学賞の受賞理由は、

  サーチ理論をマクロ経済学の理論に適用したという理由でしたが、

  これによると、人は何かを判断するときに、

  不完全な情報では判断できないと考え、

  判断に足るだけの情報を集めようとするそうです。

  そのために、完全雇用の状態は達成されるものではなく、

  人には常に一定の失業期間、言い換えるなら、

  求職ならぬ、探職の期間が生じるとか。

  この人がもっと完全な情報を、と求める情報を

  完全情報というそうですが、

  この考え方によると、ネットなどで情報がいくらでも入手できる

  現在の社会の方が、確かに情報は手に入れられやすいものの、

  情報を集め、吟味する時間も長くなるような気がします。

  結論的にいえば、全ての情報を集めて吟味するのは不可能なので、

  もしかしたら、この完全情報への欲求を抑えることが、

  意思決定や行動の早さを促進する秘訣かもしれません。

  完全情報への欲求をどのように超えていますか?

  ひとつ、可能性として考えられることは、

  不必要な情報を得ようとしない、ということでしょうか。

  まずは考える。そして、最低限、必要な情報だけを手に入れる。

  迷い、悩む時間は無駄な時間が多いかもしれませんが、

  考え、決める時間は、私達が思っているほどには、

  意外に時間がかからないものだからです。