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事実に対する意見を、普遍的と思っていませんか？
　　会話をしているとき、意見を押し付けてきて、

　　会話がしにくい、という方が、ときどきいらっしゃいます。

　　それは、物事の解釈や意見というものについて、

　　何か正しい見方や考え方がある、という発想です。

　　哲学の世界では、こういう考え方を形而上学的と言ったりします。

　　世界の本質は美である。火である。流れである。

　　などのように、ＡはＢである、

　　という定義をするのが正しい、とする考え方です。

　　しかし現代の思想では、物理学からも数学からも、

　　もちろん、心理学でも、普遍的に正しいものなどない、

　　それは視点によって変わるのだ、という考え方になっています。

　　これは異文化や多文化を承認する考え方。

　　コーチとしても、持っていたいスタンスです。

　　事実に対する意見を、普遍的と思っていませんか？

　　問題はコミュニケーションのスタイルかもしれません。

　　自分の意見を伝えるときにはきちんと、

　　私はこう思う、というメッセージで伝えましょう。

　　評価・定義するかのようなメッセージは、

　　勝手に決め付けている、と決め付けられるかもしれません。
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