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話し合いのときにキャッシュを持っていますか?
  キャッシュと言っても、もちろん、お金のことではありません。

  ここで言うキャッシュというのは、

  余裕というか、伸びしろの部分です。

  コーチングの基本は相手に主体性をゆだねること、

  そして、相手の可能性を信じることです。

  しかし、会議などを思い出すと分かるかと思いますが、

  話し合いをする、ということは、自分の意思を通すこと、

  と思っている人もかなり居るようです。

  コーチングの風土がある会議というのは、

  相手の意見を尊重し、自分の意見も持ち、

  話し合うことによって意見が融合し、より良い結論になること。

  最初に誰もが思っていた意見とは違う意見で、

  話し合いが終わることを意味しています。

  そのためにはもちろん、ゴールが明確であることが必要ですし、

  リソースを惜しみなく提供することも必要ですが、

  何より必要なのは、相手の意見も受け入れようという、

  心の中の余裕かもしれません。

  話し合いのときにキャッシュを持っていますか?

  話し合いというのは何も、会議だけに限りません。

  子どもの言い訳、デートの約束、他愛もない雑談まで、

  人が2人以上居れば、話し合いは行われています。

  そこでちょっとキャッシュを持っておくだけで、

  話し合いはきっとクリエイティブで、

  一方的なものではないものになるに違いありません。