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登録コーチインタビュー
コーチング&コミュニケーション カスタマーズ・アイ 代表/登録コーチ
宮澤美恵子
−−宮澤さんとコーチングとの出会いについて教えてください。
■宮澤美恵子コーチ 「私がコーチングに出会ったのは2003年でした。その頃私はブリティッシュエアウェイズから生命保険のアリコジャパンにCS(顧客満足)推進担当として転職し、数ヶ月が過ぎていました。
私の役目は、いち早く規制緩和の波を受けた航空業界でのサービスマネジメントの経験を生かして保険会社でサービスの差別化をするためのプロジェクトを進めることでした。私は自分の役割に誇りをもち、「過去の体験を生かすことができる!」とかなりテンションがあがっていました。
入社してすぐに、まずは「現状の分析」ということで、社内のあちこちの部署に出かけてこれからのプランや目標などを語りかけていましたが、なかなか自分の計画したとおりに物事が進まず焦りと不安を感じていました。
「どうしてうまくいかないのだろう・・・・」
それもそのはずです。私がやっていたのは一方的な自分の考えの押し付けにすぎなかったのです。それに気付いたのは、ある日会社で受けた「コーチング」の研修でした。「コーチングは人に気付きを生み、人を動かす」ことに効果があると知り興味を持ちました。
もしかしたら私が今抱えている課題を解決するヒントがあるかもしれない・・・と思い早速ネットで調べて「コーチ21」の説明会に参加しCTPを受講しコーチの資格を取りました。
コーチングを学ぶ過程で、いかに自分が相手の話を聴いていなかったかを思い知りました。私は「聴いている」と勝手に勘違いしていましたが、冷静に分析してみると7対3で私が話している時間のほうが長く、相手にとってはただ「うっとうしいだけ」だったのかもしれないと反省しました。
それからは意識的に「一緒に課題を解決していきたいので私がお役に立てることはないですか?」というアプローチに変えてみました。すると理解してくれる仲間も増え、描いていたことが一歩ずつ進むようになってきました。」
−−その後、これまで、コーチとしてどのような活動をされてきましたか?
■宮澤美恵子コーチ 「カスタマーズ・アイがご提供しているサービスは、パーソナルコーチング・会議のお手伝い・研修や講演・コールセンターコンサルティングの4つです。
会議のお手伝いは「あなたの会社の会議を儲かる会議に変えませんか?」ということでファシリテーションのお手伝いをしています。 現場の意見がなかなか吸い上げられない経営者の方には「ぜひ!」とご提案しています。
はじめは怪訝な顔をされましたが一度体験していただくと「グループコーチング」の手法で斬新な改善のアイデアが生まれることもあり、定期的にご依頼いただくようになりました。
研修はいずれもワークショップ形式で参加者の体験や意見を引き出して共有することで考え方の幅も広がり、ロールプレイを織り混ぜますのですぐに使えるスキルが身につきます。主なテーマは「顧客価値創造の基本と応用」「リーダーの為のコミュニケーション力向上」「お客様が満足する電話応対」や「苦情なんて怖くない〜苦情対応力向上」などです。
また、私は2002年から日本生産性本部主催の「生産性の船」洋上研修のブロックリーダーとして乗船しています。この洋上研修は「顧客価値創造その考え方と実践」がテーマです。研修の目的は参加したメンバーが同業他社の初対面の人たちと8名くらいのチームに分かれ、共通の課題を見つけ、解決するための気付きを得て、それをメッセージとしてまとめることです。ブロックリーダーの役割はこの研修のファシリテーションです。
議論を重ねていくと、業種業態は違えど会社の中の課題は似たりよったりで、比較的「コミュニケーション」というキーワードが出てくることが多いです。そんな時には私からコーチングに関する情報提供をすることで参加者の皆様にプラスアルファの価値をご提供できると思っています。
最後にコールセンターの品質管理の手法である「ミステリーショッパー」というのは、お客様を装い応対品質の調査をする、というものです。調査分析結果のレポートを出した後にオプションのプログラムとしてコールセンターのリーダーや担当者向けのコミュニケーションスキル向上の研修などもご提供しています。
最近はコーチ仲間とセルフアセスメントツールにハーマンモデルを利用したキャリアデザインセミナーのプログラム開発したセミナーも実施しました。
また、教育に携わる全ての人がコーチングコミュニケーションを活用できるようになることを目的とした「共育コーチング研究会のメンバー」としてボランティア活動もしております。」
−−宮澤さんが、今後、コーチとしてやりたいことはどのようなことでしょうか?
■宮澤美恵子コーチ「ビジネスとしては、これまで同様、若く、可能性のある起業家のクライアント様を増やして行きたいです。100年に一度の不況といわれますが、そんな時代でも果敢に挑戦することを選択したビジネスパーソンのサポートをしたいと思っています。
私は一人のクライアント様とは長い時間をかけて向き合いたいと思っています。その為にもコーチ料は比較的継続しやすい料金設定にしてあります。 他には、より高い目標をたててプレッシャーの中でチャレンジしている「プロスポーツマン」のコーチングも増やして行きたいと思っています。
また、ボランティア活動としては、最近はもういちど初心に戻るためにも、人数限定で無料体験コーチングも実施しています。・・・というのも、いろいろな方に「コーチングってご存知ですか?」と伺うと「コーチング」という言葉は聞いたことがあるけれどカウンセリングとどう違うの?」とか「コーチって何を教えてくれる人なの?」と質問されることがほとんどで、まずは一人でも多くの人にコーチングを体験していただきたいと思ったからです。
セッションの前には「カウンセリングは過去を扱い、コーチングは未来を扱う」とご説明し、まずは「コーチング」を正しく理解していただく努力をして行きたいと思います。
他には先日、勉強会で「コーチングを学ぶ学生団体」の代表の大学生に出会い、今後定期的に勉強会のお手伝いをし、未来を担う若者から私自身も刺激を受けたいと思っています。」
−−コーチングバンクに期待することがあれば、教えてください。
■宮澤美恵子コーチ 「コーチを探すときに真っ先に選ばれるサイトであって欲しいと思います。その為に、私自身もコーチングバンクの認知度と自分のページにアクセスしていただく頻度をあげる工夫をしています。
お互いに WIN – WINの関係であり続けたいと思います。」
−−ありがとうございました。
(2009.8.1. メールインタビューにて 聞き手:aguni)