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登録コーチインタビュー
メンタルコーチ
山家正尚
−−山家さんとコーチングとの出会いについて教えてください。
■山家正尚コーチ 「あれは忘れもしない、2001年9月の事でした。
1999年から子供のアイスホッケーチームを教えることになったのですが、教え始めて2年が経ち、チームも順調に育ち安定してきた時期なんですが、少し自分のスポーツコーチとしての力量に物足りなさを感じていたんです。当時IT関連商社に勤めていたのですが、勤務中にインターネットで『コーチング』というキーワードで検索していたんです。そこで最初にヒットしたのが、コーチ21さんのサイトでした。
サイトには、ビジネスの世界でコーチング?コーチで独立?人を成長させる?などの言葉が沢山並んでおり、これっていったいなんだろう?という感じで読み進めていったんです。そうしたら、読んでいくうちに、だんだんのめりこんでいって、心に火が付いた感じになったんです。胸が熱くなって、『これは俺の仕事だ!』、『俺がやらなきゃ誰がやる!』というくらい、自分の仕事だと確信しました。今でもサイトを見ながら、マウスを持つ右手が震えていたことをはっきりと思い出せます。
しかし、確信はしたものの525,000円の受講料(当時)をおいそれと簡単に出すには少し勇気が必要でした。飽きっぽい性格だし、途中で投げ出しちゃうんじゃないかとも思ったんです。そこで、自分にこんな約束をしたんです。
『冬のボーナスが出る3ヶ月先まで、今の気持ちが継続しているなら本物だろうから、それが確認できたら申し込もう』
そうしたら、飽きるどころか、日に日にやりたい気持ちが強くなっていったんですね。そして、12月に入ってボーナスが出るのと同時に、たまたま投資をしていた株が値上がりして、100万円ほど利益が出たんです。その時に『これはやるしかない!やれという合図だ!』と思って、12月の末に申し込んで、2002年の1月から受講を開始したんです。
今でも少し後悔しているのは、9月の時点で始めればよかったなーということです。当時は、そのときの気持ちが本物だとは思わなかったんですね。今は、自分の気持ちが本物かどうか判断できますが、その頃は自分の気持ちを正確に判断できなかったんです。受講中も、自分の人生の中で一番勉強して、楽しんで、わき目も振らずにコーチングに取り組んでいました。とにかく早く終わらせて、早く独立したいと思っていましたから。
数年前にコーチ21さんの10周年記念があったんですが、そのときに、5000人の中で最短履修者として表彰されたんです。5000人の中で1番だったなんて、予想していなかったのでとても嬉しい出来事でした。今思うと相当真剣だったんだと思います。」
−−これまで、コーチとしてどのような活動をされてきましたか?
■山家正尚コーチ 「最初から、会社の経営者とプロのスポーツ選手をターゲットにしていました。私自身彼らに興味関心がありますし、影響力が高い方々ですし、支払い能力の面でもビジネスとして成り立つと判断したからです。ほとんどの方が長期契約になりますので、ビジネスとして安定も見込めますしね。
コーチが安定している事は、ものすごく重要なことだと思っています。勉強し始めた頃は、プロのスポーツ選手とどのように関っていけばいいのか判らなかったのですが、NLPを学んだ事がきっかけで、『これでスポーツ選手に参入できる!』と確信したんです。私もアイスホッケーを真剣にやってきていましたので、スポーツ選手のマインドがある程度理解できます。知識とかスキルだけでは参入が難しい世界だと思います。今はコーチングの対話を行いながら、必要に応じてNLPの手法を提供することを行っています。お名前はいえませんが、プロ野球、プロゴルフでTOPクラスの選手と契約をさせていただける様になりました。」
−−HPを拝見すると、山家コーチはNLPの他にもいろいろインプットされていますね。
■山家正尚コーチ 「コーチングを学び、NLPを4箇所で学び、日本コーチ協会神奈川チャプターでアスリート研究会を立ち上げたり、その後、ヨーガ療法、集中内観、通信制大学の産業心理コースへ進学など、常に必要と感じることを学んでいます。また、2008年には日本スクールコーチ協会の立ち上げにも副理事長として参画することができました。学んできたものが増えてきていますが、どのような事を学んだとしても、そのときに持っているスキルや情報を最大限駆使して、心をこめて接するということが大切だと思って進めてきています。今年度で大学の4年間が終了しますので、次は何を学ぶか模索中です。
これは、ここ半年か1年ぐらいで顕著になってきたことなのですが、クライアントが成功していく為のコツのようなものが見えてきたと感じています。成功する人は、心のあり方が違うんだということが腑に落ちたという気がします。コーチングのビジネスを始めた頃は、単発的な成功は収めることが出来ますが、継続した成功を収めることが難しいというケースに遭遇していたんです。独立してから5年ぐらいかけて、継続的な成功を収めるには何が必要なのかを探してきた感じがします。
2009年の夏くらいから、セッションの中で成功する心のあり方をレクチャーしながら、コーチングを行うということを行いはじめました。以前は、フィードバックをしながら、気付きを促すアプローチをしていたのですが、自分が大切だと思うことはどんどんレクチャーすることにしたんです。それをはじめてから、クライアントの成長が著しいと感じるようになりました。守秘義務がありますので、私からクライアントの成果をお伝えするのが難しいのですが、皆さん本当に素晴らしい成果に結び付けていらっしゃいます。以前の様に一時的な成功状態ではなく、それが継続して更に成長し続けるようになっているんです。
そして、2010年の4月からクライアントの方に、レクチャーしている内容を『メンタルファウンデーション』というプログラムにまとめて提供するようにしています。この内容は、普遍的であり、アスリートだけではなくビジネスパーソンにも充分役に立つ内容になっています。これが提供できるようになったことで、私自身にも更に成長の波が押し寄せてきている感じがしていて、今は、今後の展開が楽しみで一杯の状態です。」
−−山家さんが、今後、コーチとしてやりたいことはどのようなことでしょうか?
■山家正尚コーチ 「先ほども申し上げましたが、メンタルファウンデーションプログラムを提供して、成功する心の基盤を沢山の人に作ってほしいと思っています。無意識で起こしている、満たされない想いを埋める行動であるとか、どのような心のゆえにそれを引き寄せているのか、心のあり方でどのような状況を作り出しているのか等、心の仕組みに気付いてほしいと思っています。
心の仕組みを理解した上で、コーチングを行うと、本当の自分の在りたい姿をどんどん引き寄せることができるようになります。心の基盤を整えることで、今まで見えなかったものや感じることが出来なかったものが、どんどん理解できるようになります。これは私自身が経験してきているものですが、きっと皆さんのお役に立てるものだと思っています。
コーチングは、クライアントの在りたい状態を実現するために行われる『かかわり』です。私がコーチとしてやりたいことは、ミッションステートメントとしてまとめました。
『ビジネスプロフェッショナル、プロスポーツ選手又はそれに順ずる人々に、メンタルファウンデーションプログラムを実施し、
永続的な自己実現の仕組みを手に入れてもらうこと』
そして、クライアントが設定したカテゴリに対して、一番になってもらう。
『2020年までに100人の一番を作り出す』ということに挑戦しはじめました。
現在は、世界一が3名、日本一が2名、業界一が1名、計6名が達成しています。
これに伴い、ホームページもリニューアルしました。私のサポート内容がお役に立てるようであれば、どんどんお話に伺いたいと思っています。交通費や宿泊費だけでどんどん出かけますので、話を聞きたい方は是非ご連絡ください。」
−−コーチングバンクに期待することがあれば、教えてください。
■山家正尚コーチ 「コーチングバンク設立のときに、原口さんに声をかけていただき、原口さんの人柄とコンセプトに対する信頼感から参加をさせていただきました。そのときのコンセプトがしっかりと根付いてどんどん登録コーチが増えていると感じています。本当に素晴らしい仕組みを作ってくださって感謝しております。
これは少し大きなお話になると思うのですが、皆さんも読まれた方が多いと思いますが、『日本でいちばん大切にしたい会社』という本があります。実は、あの本の中に出てくるようなところに投資をしている投資信託があるんです。鎌倉投信株式会社という会社がやっているんですが、私自身、あまり投資信託には興味がなかったのですが、ここの会社のコンセプトを聞いて大感動し、すぐに僅かですがお金を投資したんです。投資と社会貢献がひとつになっていて、ものすごく価値あるお金の活かし方をしているなと実感できるんです。この会社の本社屋も鎌倉の旧家を手入れして使っていて、一見の価値があります!
この投資信託と同じような可能性を、コーチングバンクにも感じています。コーチングバンクは、日本最大のコーチの集合体ですから、何か日本を良くしていく様な仕組みや働きかけが出来るんじゃないかなと思っています。私達は、対話とコミュニケーションのプロ集団ですから、この技術を使って、又は融合して、日本を喜ばせることが出来たら最高だな、日本を喜ばせる活動が出来たらいいな、と思っています。そろそろ登録コーチが300人ぐらいになると伺っていますが、コーチが300人いたらすごいことが出来そうですよね?是非、日本を喜ばせる活動につなげてほしいと思っています。」
−−大きな期待をありがとうございます。是非、今後ともよろしくお願いします。今日はお忙しいところ、どうもありがとうございました。
(2010.6.5. メールインタビューにて 聞き手:aguni)