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登録コーチインタビュー
キャリアコーチ/志縁塾セミナー講師
小林久美
−−小林さんとコーチングとの出会いについて教えてください。
■小林久美コーチ 「私は縁あって、24歳で意気揚々とサンフランシスコに移住しました。
まずついた仕事は日航ホテルのゲストリレーション、次は(当時)小学館の子会社。ここでは日本のマンガ・書籍やアニメの版権契約を扱う仕事と人事の仕事を担当しました。版権の仕事が面白くなって4年目、ポケモンの全米大ヒットで会社が急成長し、あっという間に私の机には印税報告・契約書・履歴書が常に山積みという状態になりました。また急激な変化についていけなくなった社員が、泣きながら相談しに来る事も増え、私自身一体何をしたいのかが分からなくなってしまったんですね。ちょうどプライベートの方も絶妙なタイミングで上手くいかなくなって(笑)、「泣きたいのは私の方や〜!」という時に、友人がキャリアコーチの事を教えてくれました。
最初のセッションでは、”黙って聴いてもらえる”嬉しさも相まって、9年間の頑張りと緊張が一気にとけてボロボロ泣いてしまいました。
”Tell me about you....”というボブコーチの温かい声と表情は、今も忘れられません。」
−−これまで、コーチとしてどのような活動をされてきましたか?
■小林久美コーチ 「ボブコーチに直接手ほどきを受けながら、モヤモヤを抱えている社員のコーチングを3年間しました。”明日もこの会社に来たい!と思ってもらえるにはどうしたら良いか” という想いでいっぱいでした。
その後、出産を機に退職し、アメリカのコーチ養成機関(COACH U)で本格的にコーチングの勉強を始めました。同時に、悩みを抱えていた友人・知人への個人コーチングを始めました。
4年前に夫の仕事の都合で15年ぶりに日本に戻り、以来、キャリアコーチとして個人セッションを主に活動しています。また研修会社志縁塾の講師としても、『コーチングを通して元気になるための講座』を月に1、2度のペースで企業や外郭団体向けに行っています。」
−−小林さんが、今後、コーチとしてやりたいことはどのようなことでしょうか?
■小林久美コーチ 「トップアスリートなど、命をかけて一つの事に打ち込んでいる人のコーチを、もっとやってみたいです。まずは2012年のロンドンオリンピックにメンタル面のサポートで行くことかな...(笑)
それを機に色々な国からお誘いが来たりしたら嬉しいなあ。。。
後は、”アラフォーの壁” にぶつかっている人、ぶつかりそうな人を対象としたコーチング講座を、来年2月から5回シリーズで行っていく予定です。
私がコーチングを勉強した時に、『自分の土台を固める(自分軸をもつ)』というプログラムがあり、とても面白く自分の事がわかるようにできているので、まずこれをやろうかな...と。本当に達成したい目標って、今の自分がわからないと、出てこないですよね。だからまず、『自分を知る』→『目標へのアクションプランを立てていく』という感じで。
私自身、このプログラムをやったおかげで、自分のブレを最小限にする事ができているので(笑)、ぜひ皆さんにも体験していただきたいなあと思ってい ます。
あ、これは個人セッションではガッツリやるんですけど、土台ありき、と
つくづく感じてきたことなんですよね。私のこだわりでもあります。」
−−なるほど。では、「”アラフォーの壁” にぶつかっている人、ぶつかりそうな人」に対して、何かメッセージをいただけますか?
■小林久美コーチ 「”アラフォー”って年齢的に人生の真ん中だと私は思っています。
嬉しい事だけじゃなくて辛い事や悔しい事も、それなりに乗り越えて来て、さあこれからこのワタシどうする?という人が多い。
人生で例えるなら、扇がぱあっと綺麗に開ききるための”要”のような場所です。
だから、ここで今一度、自分というネジの具合をチェックしてほしい。
ブレていたらちゃんと調整して、また次に進んでいく勇気をもってほしいです!
最後に読者の皆さんに、私から質問です....
「開ききったあなたの扇、何と書かれていますか?」−問い続けてみてください。」
−−コーチングバンクに期待することがあれば、教えてください。
■小林久美コーチ 「これからもコーチングを通して、いっぱい色々な人に橋をかけていってほしいです!私も登録コーチの一人として、できる限りのご協力をしていきたいです。今日はどうもありがとうございました。」
−−こちらこそよろしくお願いします。ありがとうございました。
(2009.11.20. メールインタビューにて 聞き手:aguni)